2016.10.15 15:02思いがけないキャッチフレーズと世界の裂け目思いがけず、世界が変わるようなキャッチフレーズやコピーに出会うことがある。昔から仕事柄西成に行くことも多いのだが、ずっと気になっていた看板のフレーズである。「やめろ ひったくり 西成では許さない。彼女が出来ないぞ!」西成以外でもひったくりは、許されないし、彼女が出来る、出来ないとは結び付かないと思うのだが、いかがなものであろうか?昔、どこかの寺に行った時のこと。大きな池に、たくさんの白鳥たちが佇んでいた。はたには、こんな看板が…。「かみつきますから、白鳥にエサを与えないでください。近づかないでください。」白鳥が噛みつかないというのは、勝手な思い込みで、イメージでしかない。鹿やヤギはかわいいばかりでないとやや警戒していたが、白鳥は盲点であった。穏やかな日常の揺らぎである。ゴルフ場の帰りに産直店の店頭で見たことがある。「放し飼い卵」勝手に転がったり、弾んだりする卵を勝手にイメージしてしまう。ベタなフレーズ多いです。警察系、自衛隊系。「草食系より大阪府警。」公僕の肉食ポリスマンあつまりましでしょうか?東京時代、気になっていた、公園の看板あります。「蚊に刺されないように注意してください。」優しすぎる。でも長袖、長ズボンが必要なのね。開き直られる飲食店さんもあります。「本日そば失敗しました」「そば しっぱいしなければ あります」潔すぎます。その正直さに感動すら覚えます。言葉の力でわれわれのささやかな現実のリアリティーが打ち破られる裂け目がある。鮮烈な世界の変化に直面することがあるのだ。秋山哲夫つれづれなるままに、ひぐらしスマホに向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、 そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ!フォロー2016.10.21 11:42桜、散る🌺献玉🏈2016.10.14 22:25なるへそ!0コメント1000 / 1000投稿
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