光、黄身(君)と和えて幸せ!

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卵が欲しいので🍳


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家族は寝静まっている。ダメと思いながら酔った勢いで、台所の棚から茶碗を取り出す。ご飯を盛り、冷蔵庫から取り出した光を上に直接割る。妻が私の体を気遣い、冷蔵庫に光を用意している。醤油を程よくかけて、調味料をちょっぴり振る。左手に茶碗、右手に箸を持ち、一気にご飯と卵をかき混ぜる。少しくらい卵が混ざらなくて、白い部分があるくらいがご愛嬌だ。卵かけご飯は、生卵がご飯の熱でちょっとねっとりし、急にご飯に粘りつく。程よい熱によって光の黄身の濃厚な旨みが増え、お人好しの白身のおせっかいにより、口の中においしさが広がり、特有の香りが立ちこめてうっとりする。黄身(君)と和えて幸せと思える至福の瞬間だ。一気に卵かけご飯をかきこみながら、想う。生まれてから、ぼくは一体いくつの卵を食べたのだろう?卵には多大なる恩恵を受けている。光のある冷蔵庫には足を向けて眠れないし、光を浴びて私の眼はランラン(卵卵)と輝く。


秋山哲夫

つれづれなるままに、ひぐらしスマホに向かひて、心にうつりゆくよしなしごとを、 そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ!

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